七七日町裏通り

メインブログを冒険者に乗っ取られまして

デンマーク

なんとかギリギリで滑り込んできました……。

 

今回展示されているのはスカンディナヴィア半島の三カ国(スウェーデンフィンランドノルウェー)で、デンマークは関係ない(関係ない)んですけど、見終わって最初の感想が「やっぱりデンマークのことが好きだ~~~!!」でした。デンデン関係ない展示じゃねぇか!!

 

デンマーク以外のことを知ることによってデンマークのことがますます好きになるというのは、昔から繰り返してきている輪廻でデンマークへの思いを言語化できるので嬉しいです。せっかくなので、今回の展示で思ったことを極力ここで言語化しておきたいと思います。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

今回思ったのは「やはりスカンディナヴィア半島は自然があふれている」ということです。最後に近代化した都市の絵画も出てきますが、ほとんど自然豊かなところにスポットが当てられていました。というか、今回の展示に限らず北欧関連の特集が組まれると、自然が前面に押し出される気がする。

 

その点デンマークはどうかと言うと、他の国に比べて自然にスポットが当たることは無いと思います。ノルウェーが昔はデンマークの州だったんですけどぉ……という過去の栄光はさておき。デンマークで一番高い山は170m、国土の半分以上を占めるユラン半島は砂丘の面積が広がって言っているとかなんだとか。

こう書いてみると、デンマークは一般に言われる北欧らしさとは随分かけ離れている気がします。全然フィンランドの方が北欧っぽい。おっかしぃなあ?かつては北欧全部支配したし、北ゲルマンなんだけどなぁ!?(一番北欧っぽいフィンランドは言語系統とか違うので、あちらさんの方がイレギュラーなんだけどな……なろう主人公ばりの高スペックだ……)

でも、だからこそじゃないだろうか。私は美しい自然も勿論好きですが、人工的な建物や街並みに対しときめきを感じるタイプなので、北欧の中では一番ヨーロッパの中央部に近いデンマークのことが一番好きになったのかもしれない。

あと、自然に乏しいと言ってもなんやかんや自然も素敵なんですよ。例えばさっき言った半島の砂丘とか。昔スケーエン(ユラン半島最北の町)にある灯台が半分砂に埋もれた写真を見たことがあるんですけど、凄い終末特有の美しさを感じて、その瞬間己の趣味嗜好が変形するのを感じました。

 

北欧の中では一番「中央に近い」と言っても結局は田舎ですから、そういう微妙な塩梅が好きなのかもしれないな。フランスやイギリス程華やかではないけど、アイスランドノルウェーのように「豊かな自然!!」と言う訳でもない。コンパクトにまとまった都市みたいなのが好きなのかもしれないな……。

(とは思うんですけど、これだと何故東欧じゃないのかっていう疑問がわくんですよね。色々考えても私の趣味にはデンマークよりも東欧の方が合致している、だけど私はデンマークじゃなくちゃ駄目なんですよ。ここら辺はきっと、もっと東欧のことを知ればわかるのかもしれない……勉強だ)

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

ぶっちゃけデンマークってかなり謎国家で、ヨーロッパ最古世界で二番目に古い王朝あったり(ちなみに一番古い王朝は日本)、戦争自分から仕掛けてコテンパンにされたり、のくせして何故か今の今まで一度も地図から消えたことは無い……。そんなよくわからない「こいつ実は片足ギャグに突っ込んでね??」というところが大好きです。

 

勿論単に好きなだけじゃなくて、良くないところもいっぱい知っています。ムハンマドの風刺画を描いて色々揉めたことも、奴隷貿易を行っていたことも知っています(過去を掘り起こしていくスタイル)。それでも私はデンマークのことが好きだし、この先も生涯を通してデンマークと向き合っていくんだろうなあと思います。

 

これからもよろしくね、愛してるぜ